肩こりやむくみを治療する・炭酸ガス注入療法

炭酸ガス注入療法とは
・炭酸ガス注入療法(Carboxytherapy)は、もともと動脈硬化やバージャー病、リウマチ等などの「血管障害」に効果を発揮するとして 医療に用いられてきた技術です。
・この技術を当院では美容目的ではなく肩こりやリンパ浮腫の治療に応用しています
歴史
1930年代
フランスのMariano医師らが炭酸ガスの作用に着目し、末梢動脈の疾患である動脈硬化、バージャー病、レイノー病等の治療に早くから用いられてきました。
1953年
循環器内科のJean Baptiste Romuef博士が20年に渡る炭酸ガス注入療法の論文を発表。
1983年までに402,000人の患者が、Mariano医師らによる炭酸ガス注入療法を受けたという統計が残っています。
1988年
Gaillard医師が脂肪浮腫に炭酸ガス注入療法を応用した論文を発表。
2007年
イタリアのVarlaro医師らが重度のリンパ浮腫治療に炭酸ガス注入療法が効果的だと論文を発表。
作用と効果
1.細胞の新陳代謝の向上
炭酸ガスを体内に注入すると細胞が必要とする酸素が赤血球の「ヘモグロビン」より放出されやすくなります(Bohr効果)。その結果注入部位に大量の酸素が集まり、細胞の新陳代謝が非常に活発になり自己再生能力が高まり、減量効果が出てきます。
2.浮腫肥大化脂肪の分解
炭酸ガスを注入することで脂肪細胞の細胞膜に亀裂を作り、脂肪と線維組織の結合が柔らかくなり、グリセロイドを脂肪細胞から流出させて浮腫肥大化脂肪を減量します。
3.血管拡張作用、血液流動性の改善
Bohr効果により末梢の血管が拡張して血流量が増大するため、新生血管の再生を促します。これにより酸素が行き渡り易くなり、血液環流量が上昇し細胞の新陳代謝が活発化されます。
組織学的所見
炭酸ガス注入療法の安全性
安全性
・フランスのMariano医師らによって開発され、世界中の医療現場で炭酸ガス注入療法に用いられてきた実績のある安全性の高い治療法です。
・注入する医療用の炭酸ガスは、腹腔鏡検査・手術などでも用いられる人体に無害なガスです。体内に入った炭酸ガスは、最終的に99%以上が呼気として体外に排出されるので、体内に残りません。
・妊娠の可能性がある方や授乳中の方に対しては胎児や乳児への安全性が確立しておりませんのでご遠慮ください。
注入機器について
炭酸ガス注入療法の安全性
当院では注入速度や注入量を細かく設定して、より痛みが少なく正確に注入するため、イタリア製のCARBOSSI社のCARBOMEDを用いています。少量しか注入できず、その注入量もわからない安価なハンディタイプは使用していません。
注入機器について

症例写真
症例写真
患者さんご本人による提供*効果には個人差があります
施術の流れ
診察
炭酸ガス注入療法が適しているかどうか問診をし、場合によって現状把握を含めた超音波検査によって診察します。期待できる効果や注意事項などの説明をします。
炭酸ガスの注入
非常に細い針を刺入し、炭酸ガスを注入します。その方に合わせたスピード・流量で炭酸ガスを注入しますので痛みは極力抑えることができます。
症例写真
治療終了
施術直後は軽い赤みや膨らみが見られますが数分以内に改善します。極細の注射針により傷跡の心配はありません。

料金

むくみ治療

回数 料金(税別)
8回 121,000
6回 96,900
4回 68,400
1回(お試し) 19,000

リンパ浮腫の方は片側のみの料金となります。
脂肪性浮腫、慢性静脈瘤不全症による浮腫、廃用性浮腫などの場合は両側の料金です。

肩こり治療

回数 料金(税別)
8回 62,720
6回 49,980
4回 35,280
1回(お試し) 9,800
治療回数について
・個人差、症状の程度により1度で効果を実感できない方もおられます。
・初回で効果が現れることが多いのですが2〜3日程度の持続となります。
・通常1週間で2回程度の注入を続けて合計6〜8回で持続的な効果が現われます。
よくある質問
治療後すぐに帰れますか?
治療直後は炭酸ガスを注入した部位が膨らんだり圧迫感を感じたりすることもありますが、数分以内に治まります。
1回で効果が現れますか?
週2回の施術で1ヶ月位すると効果が現れてきます。効果には個人差があり部位によっても異なります。
治療ができる部位はどこですか?
一般的には、顔・腕・腹部・脚・臀部・背中などが多く、基本的にはほとんどの部位が治療可能です。
炭酸ガス注入療法では脂肪細胞を消滅させるわけではなく、有酸素運動で脂肪細胞を小さくするという事ですか?
炭酸ガスを注入することで脂肪細胞に酸素が行きわたりやすくなり、代謝が活性化し脂肪細胞の代謝が良くなりますので、脂肪細胞の中に蓄えられた脂肪が燃えやすくなるということです。脂肪細胞は減りませんが、脂肪が燃えれば、脂肪細胞は小さくなります。
週2回通院出来ない場合はあまり効果的ではないですか?
週1回くらいでも問題はありません。ただ、あまり長く間隔を空けるのはお勧めできません。定期的な通院が難しい場合はお断りすることもあります。減量したい部位や程度、通院スケジュールなど、様々なご希望をうかがって適切な施術をご提案いたしますので、一度診察にお越しください。
再発は避けられないでしょうか?
脂肪細胞の数を減少させるのではなく脂肪細胞の大きさを小さくする治療です。基本的には再発はおきないのですが、食べる事でまた脂肪が溜まってしまう為、太らなければそれなりの効果は持続するのですが、体重が増えてしまうと多少の再発は起こりえます。
治療の際、1ヶ所に注射針を刺して炭酸ガスを注入するのでしょうか?何ヶ所も注射針を刺すのですか?
注射回数は部位によって異なります。肩こりは左右1ヶ所ずつになります。注射は、一般的なチクッとする程度の感覚と考えて頂ければと思います。

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